
OEGのPUSHKUN(プッシュクン)は「PUSHKUNクリーン・システム」の部品になります。
シールドアドバンスという羽の部分とガイドボールを持ち、配管内径の曲がりの部分も内壁に角度を保ちながら、配管内の移送原料を回収するようにデザインされています。
ガイドボールはサニタリー2Sサイズまで前方のみですが、2.5S以上は後方にもガイドボールがついています。
それぞれ、フロントガイドボール、リアガイドボールと呼びます。
プッシュクンは、ウレタンボールやスポンジボールよりもシーリング特性が高いため、雑菌や異物の混入を防ぎつつ、原材料を配管から99%以上押し出すことができます。
※PUSHKUNクリーンシステムはシステムとしての製品保証となり、独自のスタート管やキャッチャー管をご利用の場合、又は他製品を組み込まれてご利用の場合は保証の限りではありません。

材質
プッシュクンの材質については配管内の原料に合った材質をご提供いたします。
| PUSHKUNの材質 | 原料 | 食品衛生法適合 |
|---|---|---|
| ・シリコン(白及び乳白・黒及び濃紺)※ | 一般食品関連 | 〇 |
| ・EPDM(黒) | 化学・有機溶剤関連 | 〇 |
| ・NBR(黒) | 化学・有機溶剤関連 | ✕ |
| ・FKM / フッ素ゴム(黒) | 化学・有機溶剤関連 | 〇 |
製品の色も 白⇒乳白、黒⇒濃紺 に変更となっております。
旧素材の在庫が終了次第、新素材での出荷となっております。
型式とサイズ
ワンウエイタイプ WK型
(2Sまでの配管用)
・サイズ:15A, 40A, 50A
1S, 1.25S, 1.5S, 2S
WK-43, DIN50
・検知機能:無し 又は 付き

ワンウエイタイプ WHK型
(2.5S以上の配管用)
・サイズ:65A, 100A
2.5S, 3S, 3.5S, 4S, 4.5S, 6.5S
DIN-65, DIN-80
・検知機能:無し 又は 付き

ワンウエイタイプ WH型
WKとWHKの代わりに使えます。
主に他のモデルが通過しづらい場合に使用します。
例:ショートエルボ、S字配管など
・サイズ:1S, 1.5S, 2S, 2.5S, 3S, 4S
・検知機能:無し 又は 付き

往復タイプ WHR型
・サイズ:1S, 1.5S, 2S, 2.5S, 3S, 3.5S, 4S, 4.5S
40A, 50A, 65A, 80A
・検知機能付き
・両端検知機能付き(1S, 3S のみ)

PUSHKUNの交換頻度について
PUSHKUNは、曲がり通過の累積が約10,000回に達する前を目安に交換してください(1年に1度の交換が推奨です)。
使用頻度や配管条件によって耐久性は変動します。
耐久日数の目安は次の式で算出できます。
10,000 ÷(1 日の使用回数×曲がりの数) = 耐久日数
■耐久日数を超えて使用すると?
・曲がりによる疲労破損・製品の全長が伸びる
→エルボ配管で曲がりにくくなる
→配管内で通過障害が発生
・原料の浸透による硬化・劣化、それに伴うキズ・欠損
→コンタミネーションの原因となる可能性
※定期的な状態確認・交換時期の見直しを行ってください。

PUSHKUNの破損について
PUSHKUNは柔軟性の高いゴム製品ですが、配管構成や運用条件によっては、まれに破損が発生する場合があります。
代表的な原因を以下にまとめています。
- 使用回数による摩耗・経年劣化
曲がりの通過回数が増えると、表面の摩耗や全長の伸びが進行します。
全長が伸びるとエルボーを曲がり難くなる不具合が起こります。
PUSHKUNは「曲がり1万回」が交換目安であり、弊社では年1回の交換を推奨しています。 - 押出し圧力・速度の過大
押出し圧力が高すぎる、または空配管に近い状態で使用すると、PUSHKUNの速度が上がり、キャッチャー管到着時の衝撃が大きくなります。
繰り返しの衝撃により、ガイドボール(球体部分)や首部分が破損することがあります。 - OEG製スタート管・キャッチャー管を使用していない場合
近年、他社製や独自仕様のスタート管・キャッチャー管を使用したことによる破損事例が増えています。
PUSHKUNクリーンシステムは「システムとしての製品保証」となっており、標準品以外の部品を組み合わせて運用される場合は保証対象外となります。 - 通過が困難な配管構造
S字配管、狭窄のあるバルブ、Y字・T字分岐、パッキンのはみ出し、内部ビート未処理の溶接継手などは、PUSHKUNの変形や通過障害の原因になります。
これにより、ガイドボール(球体部分)の割れやシールドアドバンス(スカート部分)の裂けが発生する場合があります。 - 独自キャッチャーやバルブへの衝突
ボールバルブや独自キャッチャー管に点で衝突すると、衝撃が一点に集中し破損の原因となります。
また、バスケット内部に原料の固着などの突起物がある場合も、ガイドボール(球体部分)の損傷につながります。 - 配管サイズとの不一致
配管内径より大きいサイズのPUSHKUNを使用すると、摩擦が増え押出し圧力が高くなります。
その結果、通過時の負荷やキャッチャー管到着時の衝撃が大きくなり、ガイドボール(球体部分)や首部分の破損につながることがあります。 - 保管環境や薬品付着による劣化
洗浄後に湿度の高い場所で保管したり、薬品が付着したまま放置すると、材質の劣化が進み、キズや破損が起こり易くなる場合があります。
PUSHKUNの通過障害について
PUSHKUNの通過障害が起こったときは下記のフローチャートをご確認ください。
